竹花貴騎さんの株式投資の基本②EPS・PER

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【株式投資スキル】資産80億の香港投資家が語る!おばあちゃんで分かるから100%理解できる株の絶対指標(前篇)
EPS・PERを理解して今の株価が買い時なのかどうなのか知ろう!

※MUPカレッジの竹花貴騎さんのわかりやすい株式の基礎動画

【覚えておきたいポイント】

●投資の準備として、情報を元に、自分で仮説を立てなければ意味が無い。
⇒ 人気のキーワードや有名な投資家が進めていたからなどはNG。株で失敗しやすい!

●会社の指標をみる上でまずは、5つの言葉を覚えよう!
(EPS/PER/BPS/PBR/ROE)
※内容が長くなるので、前篇ではEPSとPERのみ抜粋。

1.【一株当たりの純利益:EPS(Earnings Per Share)って何??】
⇒ 一株配当と合わせて見ると純利益のうち配当と会社に残すお金の比率がわかる。
※EPSは、本来株主のものだがそのうちの配当(会社を成長させる為に残す利益)を決めるのが株主総会
2.【株価収益率:PER(Price Earnings Ratio)って何??】
⇒ PERが低いと割安、PERが高いと割高
※ただし、過去と比較しての現時点の状況がわかるだけなので、なぜそうなっているのか仮説を立てる事が重要。
3.EPSとPERの数値をもとに、会社が生み出す利益に対して、今の株価が買い時なのかどうかを知る。
※ちなみに、利益は翌期になると資産に変わりますので、次にPBSとPBRの数値をもとに、会社が持っている資産に対して、今の株価が買い時なのかどうなのかタイミングをつかもう!

基本中の基本を勉強とは??【投資の準備】

投資の準備の3つ重要なポイントがある。
情報、投資するタイミング、投資の方法、仕方。
この方法を振り分けして説明していきます。

●株式投資する前に必要な情報とは
①市場 = 今後伸びる市場なのか。
②行動 = 市場獲得のためにどんな行動(事業・投資・人員配置)をしているか。
③数字 = 行動を見る為に、その行動を数値化した時に伸び代があるのか。

この3つをわかっていれば、失敗しにくい!!
※IRやニュースをみれば大抵は把握できる。

【では、ニュースとIRをどのように情報に繋げればよいか?】
①時事ニュースで知る。
⇒動画市場は成長がある!5Gもあるしな!
⇒株式会社Aが動画事業を始めるようだ!
※ほとんどの人がここまで情報を仕入れて終わる

②調査
チャンスを掴みとるには、仕入れた情報を自分でしっかりと調査してみる。
⇒ほかに動画事業をやっているところはないかな?競合も多いんだな!

③財務スキル(IRなど)
財務状況やキャッシュフローなど確認してみる。
⇒あれ、A社は本業の業績も危うし、純資産も流動資産も少ないしどうやって動画事業で戦う気だ?
⇒あぁ、でも投資活動キャッシュフローが大きくプラスだから売却に成功してるんだ。
それを回すんだな!

このように、世の中に開示されている情報を見て、自分なりに仮説(予想)をたてる。
この一連の流れをやっているやっていないで、勝率が大きく変わる。
株価は、上がるか下がるかそれだけ、では上がるタイミングはいつか?下がるタイミングはいつか?
どういう情報によって、どうやって動くのか?それだけを予想すればいいだけ!

※キャッシュフローの説明動画もチェック
【黒字倒産を防ぐ方法】Lim代表竹花貴騎が語る10分で分かるCFの分析法!
キャッシュフローとは、実際のお金の動きの事。
これをみれば、会社がどこに本気でお金をつぎ込んでいるのか?
本当に経営状態が安定しているのか?などがわかる。
※MUPのWEEK15-19の動画で財務スキルを勉強できます。

結局は、長期的に上がるという株であれば、短中期的にも上がる確率が高いという小さい指標ができる。

小さな指標をみる為に、5つの言葉を覚えよう!

 

バフェット名言
●喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない。
●たとえ10年間市場が閉鎖されるとしても構わないと思える企業だけを買いなさい。


会社の指標をみる上でまずは、5つの言葉だけ覚えよう!
⇒(EPS/PER/BPS/PBR/ROE)
EPS=一株当たりの純利益
PER=株価収益率
BPS=一株当たりの純資産
PBR=資産対株価の正当性指標

1.【一株当たりの純利益:EPS(Earnings Per Share)って何??】

企業の純利益発行済み株式数で割った数字です。
合わせて一株当たりの配当もチェックしましょう!

●何がわかるのか? 
⇒ 配当と合わせて見ると会社の1株当たりの利益の配当比率(利益の使い方)がわかります。
●どんな指標になる?
⇒ 残った純利益のうち、どれくらいお金を会社と株主に分配しているのか?
●だから何?
⇒ 会社が生み出す利益に対して、今の株価が買い時なのかどうなのか知る。
※ポイント※
本来であれば、EPSは全て株主に入る予定のお金だが、そうしてしまうと会社は成長していけません。
なので、株主総会で配当を決めて分配する。(残った利益を運用する)
EPS-1株配当 = 会社に利益を残す額。【指標から読み取る具体例】
EPS 15.58円 1株配当 8.86円 だった場合
15.58円 - 8.86円 = 6.72円
この6.72円は会社に利益を残す金額になる。
これで、利益の何割ぐらいを会社に残し何割ぐらいを配当に回しているか見える!
ちなみに純利益は、もろもろ全て引いて残った利益です。


「売上高」 ⇒ 企業が主たる営業活動によって得た代金の総額
「売上総利益(粗利)」 = 売上高 – 売上原価
「営業利益(本業で稼いだ利益)」 = 売上総利益 – 販売費および管理費
「経常利益(本業以外で稼いだ利益)」 = 営業利益 + 営業外収益 – 営業外費用
「税引前当期純利益(税引前の利益)」 = 経常利益 + 特別利益 – 特別損失
税引後当期純利益(企業の純粋な最終利益)」 = 税引前当期純利益 – 税金

極端な具体例① 【会社が100億儲かった場合(純利益)】

株式では、100億円儲かったら、100億円に注目するのではなく、
考えるべきは、1株当たりいくら儲かったのか?が大事。
100株しか発行していなかったら、1株あたり1億儲かった事になる。
EPS = 100億円÷100株 =1億円

実際的な具体例② 【1億円売り上げて、純利益が1000万あった(発行済み株数が10万株)場合】

EPS = 1000万円÷10万株 =100円
この会社の利益は、1株当たりだと100円になります。

2.【株価収益率:PER(Price Earnings Ratio)って何??】

株価÷EPS(1株あたりの純利益)=PER(株価収益率)
(もしくは、時価総額÷純利益)
※ただし、将来有望な業界などは、期待値(株価)が入るため割高になる傾向にある!

●何がわかるのか? 
⇒ PERが低いと割安、PERが高いと割高
●どんな指標になる?
⇒ 純利益を維持したら投資した資金を100%回収するのに必要な年数 = PER
PER10倍なら、純利益維持で資金回収に10年かかる
一般に、PERの適正値は15倍~20倍程度。
これより低ければ低いほど株価が割安で、逆に高ければ高いほど株価は割高とされます。
●だから何?

⇒ 会社の過去と現在をPERで比較すると、割安か割高かわかるので買い時がわかる。
※ただし、指標の一つでありそれを元に根拠や仮設を立てる事が重要!

見るポイント
●PERが低いと割安!:期待(株価)が低い会社か、収益率(利益)が高くなった会社。
●PERが高いと割高!:期待(株価)が高い会社か、収益率(利益)が低くなった会社。

【PBRが変化する】
株価は、期待値も大きく変わるもの。

PER具体例①
10,000円純利益がありました。総発行数は100株あります。するとEPSは100円
この時、株価が2000円ならPER20倍(2000円÷EPS100円)
【株価÷EPS、(もしくは、時価総額÷純利益)】
この20倍という指標は、現状の純利益を維持したら投資した資金を回収するのに20年かかるという事。

PERが高ければ、高いほどいろんな投資家がその株に投資をしている。
(投資する人が多いほど株価が上がる為)
つまり期待値が高いという事。
PERとは、期待と実績の差を表している数字である。
2000円-100円=1900円→これは、期待の差。1900円は期待値。

PERの性質:状況によって常に変化する。PERを参考にした買い時とは?

●一株利益(EPS)が上がれば、PERは下がる。
先ほどの例でEPS100円(PER20倍)でしたが、これがEPS200円に上がるとPER10倍
(株価2000円÷EPS100円=PER20倍)
(株価2000円÷EPS200円PER10倍)⇒ 割安になった!
EPSが上がったのに、株価に反映されていないのであればかなりお買い得。
利益が上がっているのに、株価(期待値)に反映されていないということは誰も知らないタイミングだから買い時!
逆に、利益が下がって、株価に反映されなくてもPERは上がるので買わない。(EPS50円ならPER40倍)

●株価が下がれば、PERも下がる。
先ほどの例で株価が2000円でしたが、これが1000円に下がれば同じくPER10倍
(株価2000円÷EPS100円=PER20倍)
株価1000円÷EPS100円=PER10倍)⇒ 割安になった!
利益を減らさず生み続けているのに、誰も期待していない(株価が下がっている)のであればお買い得。
※利益は変わらないのに株価が下がったタイミングだから買い時!
逆に株価が上がり人気になれば、PERが上がるので絶対買わない!(株価4000円ならPER40倍)

【大事な事は、仮説を立てる事。】
PERが20倍だった時に、なぜ20倍なのか仮説を立てる。他の投資家が期待していないだけなのか?
めっちゃ期待しているけど、収益が下がっているだけなのか?
ちなみに医療系人材SMSは、46倍。介護や人事関連から期待が高いからと思われる。
仮説と根拠を見極める為の指標であり、変化するものである。
※もともとの発行株数が変化しても変わるので要注意。

【感想】

確かに、何も考えずSNS上やニュースで人気そうな銘柄だけを選んでしまいがちですが、しっかり情報を読み取り、予想や仮説を立てる事が大事ですね!

【実践したい事】

まずは、勢いで株を買うのではなく、気になった銘柄やテーマ性などから注目して、EPSやPERから割安なのか割高なのかを把握し、またその要因についても注目してタイミングをつかみたいと思います!


竹花貴騎さん、今日も素敵な学びをありがとうございました!

竹花貴騎さん:2017年にSNS分析及びSNSマーケティング会社Limを設立。
若くして成功を収めた自分自身の経験や知恵を学べるMUPカレッジを主催。
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